2013年2月14日木曜日

春の匂いとサーフィン:自分に自信を与えるライフスタイルを持つことは重要です

去年の6月にここの移り住んだ。留学のための2年間の滞在の始まりだ。いい歳をして、限りなく青い空に無限の可能性を感じたりもした。あのときに嗅いだ街の匂い、夜の涼しさ、不安と期待で入り乱れた感覚は、きっとずっと忘れないだろうと思う。

ここスタンフォードも、11月〜1月にかけては、雨も多く、とても寒い日も続いた。だが最近、春の訪れを感じるようになった。空の青さがやはり先月までとは大きく違うし、ふとした瞬間に感じる空気の匂いが、去年ここについた頃、サマースクールに行きながら過ごしていた頃の匂いになってきた。あぁ、何気なく過ごしてしまった時期もあったけど、もうこれだけ時間が経ったのだ、季節が回ったのだと感じる瞬間でもある。

先日の日曜日、久しぶりにSanta Cruzにサーフィンをしに行った。10月に中旬にやって以来なので、4ヶ月ぶりくらいであろうか。朝から晴れていて、最高の天候だった。潮がMaxまで上げていて、入る時、そして出るときはちょっとこわかった。そして、波は夏とは違い、胸・肩くらいはあったであろうか。ちょっと久しぶりの波にびびりつつも、何本か乗って、少しだけ自信を取り戻した。改めて、海にくる、サーフィンをすることの大切さに気付く。ちょっとした自信を取り戻す。

ライフスタイルは自分に自信を与えるものなのだと、気付いた。MBAを通じて、自分を磨き、知力を磨き、他を出し抜いてアイデアを出して、ビジネスで成功するのもいいが、自分にとっての本当の幸せってなんだろうとか、社会に貢献するためには自分が心から楽しんで、満足していなくてはそもそもだめなのではないかとか、そんなことを波を待ちながら考えることができた。

日本から来ている(実際は北京から来たのだが)友達と、帰り道のフリーウェイで色んな話をした。仕事の話、社会への貢献の話、そして彼の恋愛の話。温かな日差しが照りつける車内で、なんとも落ち着いた心地を覚えた。自分は本当に良い経験をしているなと。そして、機会と環境に恵まれているなと思った。今の自分の人生に感謝すべきだと思った。

やはり、サーフィンは自分にとって、とても大切な生活の一部なのかもしれない。そんなに上手いわけではないけど、でもSanta Cruzのビーチにいる人だって、大してうまくない。というより、上手い、下手という次元でサーフィンをしていないのだと思う。生活の中で、朝食を普通に食べるように、普通に散歩するように、生活の一部だから当然サーフィンをするといった感じで海に向かっている。まさに、彼らのライフスタイルなのだ。今後の社会は、こうしたライフスタイルを確立して、心から満たされている人が本当に幸せになるのだろうと感じた。





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