2012年4月7日土曜日

MBA受験はマラソンレースであり、青春である


マラソンレース

一昨年の秋に社内選考の合格通知をいただいてからの約一年半。本当に長かった。あの日からMBA受験のことを考えない日は、もちろん、なかった。

TOEFL、GMATのスコアメイクは昨年の8月には完了し、比較的早く準備を進められたが、全くそこで終わりではなかった。

エッセイ作成、面接練習、そして不合格とウェイトリストの連続と相まって仕事がピークを迎え、かなり精神的に追い詰められたことを思い出す。

そして何より、面接が終わった後の結果が出るまでの”待ち”の時間。これは辛かった。

今でもよく思い出されるのは、朝四時半や五時という時間に布団を抜け出し、テスト問題を解いたり、エッセイを書いたりしていたことだ。

起きるときは本当に辛かった。でもこの辛さが良い結果に少しでも近づいている証拠だと思って、頑張っていた。


そして、面接は自分にとっては鬼門だった。

もちろん英語の問題もあるが、自分は緊張しいなのだ。いくら練習しても、落ち着こうとしても、やはり本番は緊張する。

また、普通のカフェや公共の場所での面接も多々あり、なかなか自分にとっては辛いシチュエーションであった。

また、面接は後悔するポイントが多い。あ~、あの時こう言えばよかった、何であんなことを言ってしまったのだということが、走馬灯のように繰り返される時があり、これが先ほどの”待ち”の時間の辛さになっていたのだ。

しかし、最終的には自分の第一志望合格、という最高の結果がこの受験へのチャレンジを締めくくれたことは本当に良かったと思うし、協力していただいた周りの方には本当に感謝をしている。

MBA受験はマラソンのようなものだ、とお世話になったエッセイカウンセラー(江戸義塾のエド)が良く言っていたが、その通りだと思う。


自信と友人

得られたものは何か?正直、それは一つの自信である。頑張ればできるのだと。

これまでの人生にももちろんそういうことはたくさんあったが、今回は仕事との両立や、言葉の壁、そしてグローバルレベルでの戦いという意味で、これまでとは違った大変さがあった。

これを何とか乗り越えて、まずは合格という目標をクリアできたことは確実に自分の自信になっている。

また、自分のようなドメスティックな人間が、今のドメスティックな世界にいるだけでは決して出会わなかったであろう方々と出会えることができた。

特に一緒に面接の練習をし、一緒に苦悩を分かりあった友人は、心の底で強い絆を感じる。な

かなか、仕事関係で一緒になる方々と、こういった気持ちを共有することは稀であると思う。

この年になっていわゆるこんな”青春”を味わることは、とても幸せなことだと思う。